製紙会社が開発した、生分解性のある農業用マルチシート

製紙会社が開発した新しいタイプの農業用マルチシートです。
収穫後、土に鋤き込むことで回収の手間がかかりません。

特長1.長期保管性
2.地温上昇の抑制効果
3.マルチャーによる敷設可能
4.優れた生分解性(土中鋤き込み可)
ラインナップ
坪量(g/㎡)
・薄口タイプ(25g/㎡)
・厚口タイプ(30g/㎡)

特長

1.長期保管性

和紙マルチは3年経過後も強度低下はほぼ認められません(当社試験結果)。

従来の生分解性マルチシートの課題である「保存性」を解決します。

生分解性マルチは保存性に劣ることが課題となっています。

 〇製造・流通の課題解決
  [生分解性マルチの資材特性]
  ・生分解性により、保存性に劣る
  ・海外原料を使用した受注生産による供給 等

農林水産省「みどりの食料システム戦略推進総合対策の概要」(R5年度当初予算)より抜粋

和紙マルチは未使用時の保存性に優れており、課題を解決します。

2.地温上昇の抑制

和紙の持つ通気性により、フィルムタイプのマルチシートと比較して、3~4℃

地温上昇を抑制する効果があります。暑さに弱い冷涼性野菜、中温性野菜や夏場の栽培に適しています。

引用 静岡大学 農学部 圃場にて測定

3.マルチャー敷設可能

紙の持つ「薄くても高強度」や

微細なシワ付けによる「柔軟性向上」により、

マルチャーで敷設できます。

4.生分解性について

作物収穫後、土中に鋤き込むことにより生分解します。

細分化しやすく、トラクター等の刃に絡みつきにくいため作業性が向上します。

また、和紙マルチは日本バイオプラスチック協会の生分解性プラ識別表示制度に基づき、生分解性プラマークを取得しました。

生分解性の基準および環境適合性の審査基準を満たした製品です。

生分解性プラマーク

製品仕様

サイズ薄口(25g/㎡)厚口(30g/㎡)
950mm×200m
1,350mm×200m

別寸をご希望の場合、お問合せ下さい。

栽培実績

大根、落花生、枝豆、いちご、きゅうり、ニンニク等

使用上の注意

・和紙マルチは紙ですので取り扱いは丁寧にお願いします(緩めの展張等)。

・圃場(野外)における和紙マルチの固定は土寄せでお願いします。

 固定器具(マルチトンボ)で固定した場合、固定部から破れる恐れがあります。

・穴開けはバーナータイプを使用しないでください。引火します。

・収穫後、和紙マルチを圃場に鋤き込む際は飛散しないように注意願います。

・和紙マルチご使用での収穫減等栽培上の支障については責任を負いかねますので、和紙マルチの特性をご理解頂きご使用願います。

お問い合わせ先

日本製紙パピリア株式会社 特殊紙営業本部 特殊紙部
TEL 03-6665-5870 FAX 03-3251-1878

日本製紙パピリア株式会社 大阪営業支店
TEL 06-6948-8671 FAX 06-6948-8672