紙だけではむずかしいことを、
紙だけで実現しました。

フィルムやフッ素樹脂を使わない、環境にやさしい日本製紙パピリアだけの「耐油紙」。 見ただけで食欲をそそる天ぷらやから揚げ。からっとした衣がおいしさのポイントです。揚げ物の下に敷く紙には、一般に耐油紙と呼ばれる、油をしみ込ませない紙を用いています。油がしみ込むと、食器などが汚れてしまうからです。
耐油紙には、フィルムをラミネートしたものとフッ素樹脂を使用したものが多く見られます。
フィルムをラミネートした耐油紙は、油をしみ込ませないという点で最も優れています。しかし、使い終わって廃棄物となった場合には環境に負荷をかける素材となります。フッ素樹脂を使用した耐油紙も油をしみ込ませない点では優れています。ただし、現在使われているフッ素樹脂は、加熱時に環境中に蓄積する物質が発生するために問題視されています。
日本製紙パピリアは国内で初めてフィルムやフッ素樹脂を使わない「耐油紙」を開発しました。

繊維間のすきまをへらす技術によって、油のしみ込みをふせぎます。 ノンフッ素の日本製紙パピリアの「耐油紙」は、30分間の耐油性を持っています。普通の紙なら、表面に油をたらすと、油が裏までしみ込んで、その部分が透明になってしまいますが、この「耐油紙」は油じみができません。
「耐油紙」を手にとって見ていただくとわかるのですが、表面が非常にきれいです。美しさは、繊維が緻密に集まっていることを語っています。この緻密さこそが、油を一定時間遮断する技術。フッ素樹脂を使わなくても、繊維間のすきまをへらすことで、油のしみ込みをふせいでいるのです。他ではまねのできない技術といってもさしつかえないでしょう。
もともと日本製紙パピリアには、緻密な紙をつくる技術がありました。「耐油紙」は、このキーテクノロジーを応用して誕生した、日本製紙パピリアならではの製品です。

油をしみ込ませないこと、電子レンジで温められること、当たり前のようでいてそうではないことを、欲張って実現しました。 フッ素樹脂は、合理的に耐油紙をつくれる魔法の薬かもしれません。それを使わずに同じような耐油紙をつくるためには、多くの工夫が必要です。自然に優しくありたい、環境に負荷をかけたくないという私たちの思いが紙に紙以上の機能を実現させました。
今あるフッ素樹脂を使うことにより問題視されている、食品を包んだまま電子レンジで温める、使い終わって紙として処理するといったことを当たり前にできる紙。目に見えないところにも充分に気を配りました。

紙の特性を最大限にひき出した「耐油紙」。
食品以外の分野でも、可能性を追求していきます。
フッ素樹脂を使わない紙であることのメリットは他にもあります。
フッ素樹脂を使った紙では水やインキをはじいてしまい、印刷するとかすれてしまうことがありますが、「耐油紙」は普通に印刷することができます。
環境に影響が少なく、安心して使え、しかも高性能な「耐油紙」。この製品は、日本製紙パピリアの技術の集大成といえます。環境を考えると、すぐにでも使っていただきたい製品です。
現在は食品を対象に展開していますが、それ以外のニーズに対しても積極的に取り組んでいきます。
お客様とともに、新しい未来を創造してゆくことが私たち日本製紙パピリアの目標です。

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